解説 化粧品業界の販売チャネル
百貨店化粧品

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百貨店化粧品とは

百貨店化粧品は、その名の通り、伊勢丹三越や高島屋、そごう西武、阪急など、百貨店で販売されている化粧品のチャネルを指します。シャネルやディオールといった世界的に有名なブランドを筆頭に、高級志向の強いものが並ぶのが特徴です。その華々しさは全販売チャネル中随一。多くの百貨店が一階に化粧品フロアを置くのは、化粧品ブランドが持つ華麗なイメージを自店の「顔」とするため、とさえ言われています。

百貨店化粧品の売り場(デパートカウンター)では、カウンセリング販売という特徴的な手法が取られています。カウンセリング販売とは、病院の問診・処方に例えられるように、化粧品のプロである美容部員のカウンセリングやタッチアップを通じて、自分にとって最適な化粧品を選んでもらうスタイルのこと。消費者からは、自分で自由に商品を選びづらい反面、自分に合った商品と組み合わせをプロに選んでもらえる、という利点があります。

百貨店化粧品の消費者層

バラエティコスメなどに比べて費用が高めなこと、百貨店のターゲット年齢がやや高めなこともあり、客層は20代半ば~60・70代までが中心です。ブランドにより消費者層は異なりますが、ハイブランドともなれば、20代後半以降、中堅層~富裕層が中心となります。

百貨店化粧品の主な企業とブランド

外資系ブランド

ロレアルグループ

Armani、Yves Saint Laurent、シュウウエムラ、Helena Rubinstein、LANCOME、ロレアルパリなど

エスティローダーグループ

ESTEE LAUDER、ORIGINS、CLINIQUE、Stila、DE LA MER、BOBBI BROWN、M・A・Cなど

LVMHグループ

Parfums Christian Dior、GUERLAIN、KENZO、GIVENCHYなど

CHANEL
SISLEY
CLARINS

国内ブランド

資生堂グループ

AYURA、IPSA、cledepeau BEAUTE、資生堂、NARS、bare Mineralsなど

カネボウグループ

RMK、Impress、CHICCA、SUQQU、LUNASOLなど

コーセー・アルビオングループ

AWAKE、ADDICTION、ANNA SUI、ALBION、kose、JILL STUART、SONIA RYKIEL、PAUL & JOEなど

ポーラ

THREE、decencia、POLAなど

国内ブランドでは、百貨店でのブランドビジネスに合わせ、百貨店専用ブランドや、メーカー名と異なるブランド(アウトオブブランド)の開発をしている場合がほとんどです。
ANNA SUIやJILL STUARTがコーセーグループというのは、この業界に馴染みのある人でない限り、ほとんど知られてはいません。

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『百貨店化粧品』の解説(全3回)

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