解説 化粧品業界の販売チャネル
通販化粧品

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通販化粧品業界で働く人々

通販化粧品業界では、消費者心理を分析する“マーケットイン”寄りの考え方に重きを置く人が多く活躍しています。
百貨店化粧品の醍醐味がブランドのイメージや世界観で引き込むことだとしたら、通販化粧品の商品開発やプロモーションは、自ら“ヒット商品”の種を探し出し、良い商品を作り出す過程にあると言えるでしょう。

そのため、自分のイメージ・世界観をブランドに投影するよりも、消費者行動を分析したり、論理的に計算して施策を講じたりする人や、自分の施策1つで売上が大きく変わることにやりがいを感じる人に人気があります。
いかにして売れる商品を生み出すか」というマーケッター目線の醍醐味が味わえる業界だと言えるでしょう。特に販促系の職種では、顧客の反応がダイレクトに伝わってくる面白さから、通販化粧品業界内で転職を繰り返す人も多いです。

転職のしやすさ

現在、通販化粧品業界は、比較的転職がしやすい状況にあります。
インターネットの普及とともに、2000年代中盤に迎えた第一隆盛期。現在はそれに続く第二隆盛期と言われ、新規参入の企業による採用や、事業拡大に伴う増員、百貨店化粧品メーカーやバラエティコスメメーカーが通販参入に伴う大量募集などが行われています。

通販化粧品業界では、一部リアル店舗を構える企業以外、美容部員・販売部員が存在しません。従って、最も募集の多い職種は、プロモーションを担う販売促進。次に多いのは、ヒット商品を1つしか持たない企業が二本目の柱を生み出すため、商品開発を募集するケースです。加えて、商品の問合せに答えるカスタマーサポートの募集も多く、立ち仕事に疲れた美容部品がジョブチェンジする姿が見られます。

化粧品業界全体の流れは、百貨店化粧品を中心としたイメージ戦略から、消費者の動向を分析し、売れる商品を購買層に直接PRする通販化粧品型の戦略へシフトしつつあります。したがって、この業界で経験を積むことは、今後のキャリアにとっても有益でしょう。

なお、求人の増加傾向は、業界の成長と共にしばらく続くと見られますが、求人数には波があるため、タイミングには注意が必要です。

通販化粧品業界の転職のポイント

通販化粧品業界における転職は、企業選びがとても重要です。先述の通り、会社の売上が特定の商品に依存するケースがあるため、経営に思わぬ波が訪れることも。

多くの企業は設立間もないベンチャー。従業員数も、美容部員・営業部員を抱えていないため、決して多くありません(百貨店化粧品メーカーでは、全社員の7~8割を美容部員・営業部員が占めています)。そのため、歴史や規模感といった数字よりも、社風や代表者の人柄・考え方で企業を見極めることが大切になります。

ホームページで企業理念を確認することはもちろん、代表者の経歴やインタビューなどをチェック。できれば興味のある企業で実際に働いている社員の声を聞くなど、文化や価値観が自分と合う環境がどうか、確かめると安心です。

深い情報を入手することが難しい場合には、当社を含む、人材紹介会社のコンサルタントに相談してみると良いでしょう。

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『通販化粧品』の解説(全3回)

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