2017年9月 化粧品業界のトレンド

2017年09月04日

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2017_9月トレンド_画像訪問販売業態の化粧品メーカーの現在

 

近年、訪問販売業態の化粧品メーカーの売上は下降気味。業態別の売上推移を見ても、2016年度は昨対比93%という結果に終わっています。

売上が下がっている一番の理由は、訪問販売という業態そのものにあります。訪問販売は自宅一軒一軒に販売員が伺い、商材の説明・デモンストレーションを行いながら売上を上げる仕組みです。しかし現在は、平日の日中を自宅で過ごす女性が少ないうえに、オートロックがついている家も増加。訪問販売の機会自体が減少しているのです。

 

ただし、そんな状況の中でも売上が好調な訪問販売業態の化粧品メーカーは存在します。その代表格が「業態の多角化」によって売上アップに成功したポーラ社です。

以前のポーラ社の業態は「訪問販売」のみでしたが、今は売上の多くを「百貨店」業態が占めています。訪問販売で積み上げてきた商品の良質なイメージはそのままに、百貨店業態ならではのブランディングを施すことで、大幅な売上アップが実現しています。

また、そのほか好調な訪問販売系の化粧品メーカーとしてはフォーデイズ社が挙げられます。同社は業態の多角化に乗り出したのではなく、訪問販売業態の概念を広げる取り組みをしているのが特徴です。セミナーの開催や販売店の積極的な設置などを行い、顧客が自ら販売員の元へ足を運ぶような施策を数多く打つことで、常に安定した売上をキープできています。

 

このように、訪問販売業態の中でも売上が好調な企業は存在します。応募案件を探している方は「訪問販売は不調」と決めつけず、各社の売上推移や施策を調べたうえで検討してみてはいかがでしょうか。

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