2017年5月　化粧品業界のトレンド

中途面接で大事になる「企業理念」について

今回は、中途面接時の対策についてお伝えします。

面接前には、選考先の企業の「企業理念」「行動指針」をかならずチェックしましょう。面接で、求めている人物像と一致している人材かどうかを判断するポイントとして「企業理念や行動指針に対して共感できるか」を重視する企業が多いためです。

例えば花王では採用において、1887年の創業から約130年にわたって築き上げてきた企業理念「花王ウェイ」に共感できる人材であるかを重視しています。採用時のエントリーシートには、必ず花王ウェイに共感するところ、心に残った言葉を記載する項目を設けており、人財開発部門の社員が全てのエントリーシートに目を通し、選考を行っています。

またライオンでは、2013年1月に策定したグループ全社員の行動指針「L-Compass（エル・コンパス）」に共感しているかどうか、また“求める人物像”として掲げている「革新性」「影響力」「忠誠心」の3つを備えているかを採用時に重視しています。

両社はいずれも求める人物像をホームページなどで明確に示し、企業理念や考え方を理解してもらったうえでエントリーを促しています。

企業理念や行動指針に共感していることを示すためには、打ち出されているそれらの要素を混ぜながら志望動機を組み立てると良いでしょう。自分が持つ具体的なエピソードと、企業が掲げている理念・行動指針がリンクするように話すと、ぐっと説得力が増します。ぜひ、面接前にはその企業の「企業理念」「行動指針」をチェックし、そこから志望動機を構成してください。

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