10月は、多くの日系企業にとって下期のスタート時期。新たな採用計画を展開する企業も多く見られるようになります。

一般的に化粧品業界における中途採用は「欠員補充」を目的としたものが多いですが、この時期は「増員・増強」を目的とした募集が増える傾向に。複数名採用や、なかなか欠員が出ない安定企業でも募集がかかる可能性があります。ぜひ積極的に情報収集をしていきましょう。

■今月の新着求人一例

・スキンケアを展開する東証一部上場メーカーのグループ会社で「商品企画」職の募集【東京】

・有名大手日系化粧品メーカーで「営業」職の募集【東京】

・有名外資系ラグジュアリーコスメメーカーで「物流」職の募集【千葉】

・人気上昇中の化粧品セレクトショップ運営企業で「薬事」職の募集【東京】

・美容医療機器のリーディングカンパニーで「営業」職の募集【大阪】

近年の募集傾向として、増加しているのは「営業職」の求人です。さまざまな企業が採用を本格化させています。中小・ベンチャー企業はもちろん、誰もが知っている大手の製薬系企業・化粧品企業など、中途採用を行っていることが一般的には知られていない会社が募集をかけているケースも少なくありません。

「営業職」の求人が増えている背景としては、営業力を強化することで競合との争いに打ち勝とうとする企業が多くなっているということが挙げられます。営業部とは、企業の中で直接的に利益を生む部署。その部署の強化を目指すということは、新たな事業展開を考えたり、高い目標を掲げたりする企業の増加を意味します。

新たなフェーズへ足を踏み入れる企業の増加は、化粧品市場全体の活発化にも繋がるでしょう。この流れがどこまで加速するかは未知数ですが、ぜひとも今後も「営業職」採用を新たに行なう企業が増えることを期待したいと思います。