2017年11月 化粧品業界のトレンド

2017年11月02日

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ヘアケア市場の潮流

Growing bar chart with arrow近年規模が拡大しているヘアケア市場。2016年度も前年度比0.6%増の4,408億円(ヘアケア市場全体)を売り上げました。薄毛人口の増加・人口の高齢化・消費者のアンチエイジング志向の高まりなどが要因と言われています。

 

その中でのマーケットリーダーは「消費財の王様」と呼ばれる花王です。次いで、資生堂・マンダム・コーセー・ホーユー・クラシエ・ロレアル・P&G・ユニリーバなどの大手企業。また理美容室向けのヘアケアメーカーとしてミルボンやコタなども売上を伸ばしています。

 

売上を伸ばしているのは大手企業ばかりではありません。中小企業のブランドが一気に市場を席巻するというケースも近年は増えています。ヘアケアという商材自体の参入障壁の低さも理由の一つですが、ネット通販の広がりによる販路拡大も中小企業にとっては追い風です。これまではマス広告がモノを言う時代でしたが、2000年代後半からは効果的な販促・PRの手段も増えてきました。台頭してきた中小企業の事例としては、「レヴール」「メルサボン」のジャパンゲートウェイ社・「ボタニスト(BOTANIST)」のイーネ社・「スカルプD」のアンファー社などが有名です。

 

競争が激しい中、ヘアケアメーカーでは大手・中小関係なく、常に新たな商品企画や販売促進、PR方法が求められています。新しい考え方や戦略を中途採用によって得ようとする企業は多く、現在ヘアケア市場の求人は増加。気になる方は探してみてはいかがでしょうか。

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