2018年2月 化粧品業界のトレンド
2018年02月05日
通販チャネルの化粧品業界動向
通販チャネルは現在、売上としては横ばいの状況が続いているものの、安定した売上が見込めるチャネルとして引続き各社にとっての注力チャネルとなっています。
以前は通販チャネルというと「新規立ち上げ」の意味合いが強く、売り上げを立てるメインチャネルとするにはリスクがあると言われていました。(そのためDHC・ファンケル・ドクターシーラボ等の大手通販化粧品メーカーは他チャネルにも事業を広げてきました)。
ただし、各社が通販チャネルに進出してから既に10年以上が経つ今、通販の利用者は年々増加しており、安定した売上が見込める市場に育ちました。売上の多くがインバウンド需要に影響されており、今後の伸びの見通しを立てにくい百貨店チャネルよりも盤石であるという見方もできます。
そのような中、最新の通販化粧品チャネルのトピックとしては、大手百貨店メーカーが自社ECサイトを強化していることが挙げられます。
これまで百貨店チャネルを売上の柱に据えてきたブランドであっても、自社ECサイトからの売上も伸ばそうとサイトリニューアルやWeb関連部署の強化を行う企業が増えているのです。
この流れに沿って、Webディレクター・Webマーケティング・CRM・通販販促などの募集求人が増加しています。ECサイトのディレクション経験の有無が重視され、化粧品業界経験を問わない企業も少なくありません。
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